なんでも作っちゃう、かも。

Arduino/Make/フィジカルコンピューティング/電子工作あたりで活動しています。スタバの空きカップを使ったスタバカップアンプなど製作。最近はもっぱらArduinoと3Dプリンタの自作に興味があります。

大雑把なBluetoothの概要

Posted by arms22 on 2007年02月26日 0  0

次の仕事でBluetooth関連の作業が入るので調査中。。

伝送距離:10m~100m
クラスで伝送距離の区分けが行われている。
クラス 電波強度 到達距離
Class1 100mW 100m
Class2 2.5mW 10m
Class3 1mW 1m
※2007/3/1 参考にした本と仕様書の記述が違っていたので仕様書の方に修正した。

伝送距離が遠いほど消費電力も大きい。

周波数:2.4GHz(2400~2483.5MHz)
ISM帯という免許がいらない帯域を使う。

伝送速度:1Mbps(v1.0/v1.1)、3Mbps(v2.0+ERD)

変調方式:周波数ホッピングスペクトラム拡散方式
スペクトラム拡散
通信の信号を本来の帯域より広い帯域に拡散させること。
周波数ホッピング
短い時間で搬送周波数をランダムに切り替える。
1秒間に1600回(625us)

ネットワーク:
ピコネット
1つのマスタと複数(1以上7以下)のスレーブで構成される。あるピコネットのマスタは他のピコネットのスレーブにもなれる。
スレーブは時分割多重方式で他のピコネットにも参加できる。
スカッタネット
複数のピコネットで構成されるネットワーク。
すべてのデバイスはマスタにもスレーブにもなれる。

物理層:IEEE802.15.1
IEEEがBluetoothの物理層の規格を採択したみたい。

略歴:
1999年 7月 仕様書バージョン1.0
2003年11月 仕様書バージョン1.2
2004年11月 仕様書バージョン2.0 + EDR
2007年 2月 現在

参考URL
http://ja.wikipedia.org/wiki/Bluetooth

参考書籍
最新技術解説 入門Bluetooth

Xfind開発近況

Posted by arms22 on 2007年02月18日 0  0

20070218005343.png

MacOSX用2画面ファイル管理ソフト、Xfindの開発近況報告です。
相変わらず見た目はほとんど変わっていません。
前回2006年03月26日のバージョン0.8.4をリリースしてからほぼ一年。そろそろ次のバージョン、0.8.5をリリースしようかと考え中です。
去年末からXfindのプログラムを大幅に書き換え、大規模な機能アップをはかっておりました。
0.8.5からはプラグインを使用して機能を拡張できるようにしています。主要な機能のほとんどをプラグインで実現しています。プラグイン作成用のフレームワークも用意しているので、ユーザーが自由に機能を追加することができます。
※フレームワークのリリースは1.0以降にする予定です。
20070218004314.png

これは現在のXfindの設計モデルです。
真ん中にあるXfindBufferというクラスが基本クラスで、XfindBufferを継承したXfindDirBuf、XfindBufferList、XfindUnZip、XfindFavorites、XfindFindFileがそれぞれディレクトリ機能、バッファリスト(旧履歴)、Zipファイル書庫、お気に入り機能、ファイル検索機能になっています。これらはすべてプラグインとして実装されているので、自由に入れ替え可能です。
まだ開発に着手していませんが、今後はGMailFSやFTP,HTTPなどネットワーク機能の強化、tarやLZhなどZip以外のアーカイブにも対応したいと思っています。
次バージョン0.8.5はもうしばらくお待ちください。

インターフェース2007年5月号付録基板

Posted by arms22 on 2007年02月01日 0  0

インターフェース2007年5月号にはUSB-シリアル変換LSIと32ビットマイコンV850を搭載した付録基板がついてきます!この写真で見た限りUSB-シリアル変換LSIはSilicon LaboratoriesのCP2102、32ビットマイコンはNECV850ES/JG2のようです。
※写真から読み取った内容なので間違っているかもしれません。また仕様が変わるかもしれません。
それぞれのLSIの仕様は以下の通りです。

V850ES/JG2マイクロコントローラ
http://www.necel.com/micro/ja/product/v850/v850esjg2.html
29 MIPS @ 20 MHz, 2.85V - 3.6V @ 20MHz 32ビットシングルチップ・マイコン
ROM:256KB
RAM:24576Byte
10ビットA/Dコンバータ x 12チャネル
内蔵発振器:200 kHz
低電圧検出(LVI)回路内蔵
クロック・モニタ
単電源セルフプログラミング・フラッシュ・メモリ
フラッシュ・メモリ用セキュリティ保護機能
外部バス・インタフェース

・単一チップUSB-UARTブリッジ
http://www.silabs.com/
USB 2.0 準拠、フルスピード (12 Mbps)
1024 Byte EEPROM
オンチップ電圧レギュレータ
UART インタフェース ボーレート:300 bps ~ 1 Mbps
オンチップ 576 byte 受信バッファ
オンチップ 640 byte 送信バッファ
28 ピンのマイクロリードフレームパッケージ

V850ES/JG2には内蔵フラッシュ・メモリ書き換えファームが内蔵されているので、UART経由で内蔵フラッシュ・メモリの書き換えが行える。其の為にUSB-シリアル変換LSIを搭載したのだろう。
MacOSX用のデバイスドライバを含んだ開発キットもあるので、ファームウェアのコンパイル、ダウンロード、デバッグ等、MacOSXだけで開発が可能だ。
クロスコンパイラはgccでOKだけど、バイナリを配布しているサイトが見つからなかった。面倒だけど、自分でgccをコンパイルしないとだめだ(雑誌付録CDにはコンパイル済みのgccか、NECのコンパイラがつくかもしれない)。

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