sdcc + gputil + macosx
Posted by arms22 on 2008年01月29日

久しぶりにsdccを使うのでついでにバージョンアップを行った。gputilsもバージョンアップ。インストールの仕方を忘れていたのでメモしておく。
1.sdccのインストール
正式リリースの2.6.0と2.7.0のMacOSX版バイナリには不具合があるのでスナップショットビルドから2007年6月28日以降のものをダウンロードする。
SDCC - Snapshot Builds
http://sdcc.sourceforge.net/snap.php
バイナリのインストールは簡単だ。ダウンロードしたファイルを伸張して好きなフォルダにコピーすればいい。開発用のツール類は /Developer に入れるようにしているので、/Developer にsdccをコピーし、次のようなフォルダ構成にした。
/Developer/sdcc/bin/
/Developer/sdcc/share/sdcc/include/
/Developer/sdcc/share/sdcc/lib/
/Developer/sdcc/share/sdcc/doc/
2.gputilのインストール
次のページから gputils をダウンロードする。
https://sourceforge.net/project/showfiles.php?group_id=41924&package_id=34012&release_id=550003
gputils-0.13.5.tar.gzをダウンロードした。
gputils はコンパイルしてインストールする必要がある。ダウンロードしたファイルを伸張して、ターミナルで伸張したフォルダを開く。そして次のコマンドを入力する。
$ mkdir build
$ cd build
$ ../configure --prefix=/Developer/gputil
$ make
$ make install
configureの--prefixオプションでインストールディレクトリを /Developer に指定する。
3.パス設定
インストールしたsdccとgputilsへのパスを設定する。~/.bash_profileを開いて次の行を追加する。
export PATH=$PATH:/Developer/sdcc/bin:/Developer/gputils/bin
新規で.bash_profileを作成した場合、改行コードはLF(Linux)にしておく。
参考URL:
SDCC(Small Device C Compiler)とgputils のMacOSX版のインストール
太陽光エネループ充電器(3)
Posted by arms22 on 2008年01月28日

太陽電池充電器の回路図です。
使用する太陽電池はTDKのフィルム太陽電池BCS1808P6。動作電圧3V、動作電流160mA、最大出力480mW。
・マイコン
充電制御にはPIC12F629または12F683を使用する。PICのAD入力で太陽電池電圧、電池電圧を監視する。電池電圧が1.40V~1.45Vになったら充電を終了する。太陽電池の電圧が3V以下になったら充電を停止する。
・電源
動作中の消費電力を押さえる為にPICの電源は2.5Vとした。電源は低ドロップタイプレギュレータのAN8025を使用する。太陽電池の出力でレギュレータを動作させるので曇の日とかは頻繁にマイコンにリセットがかかってしまう。。ここは要検討で。
・充電
T2,T3(2SA1015)でもって充電電流のオンオフを制御する。PICリセットがかかっている状態、また起動直後はT1(2SC1815)がオフなので充電は停止している。
充電電流はR2,R3抵抗で制限する。太陽電池の電圧が3Vの時、電池一本あたり約80mA流れるように抵抗値を決めた。
とりあえずこの回路をブレッドボード上に構築して動作を確認する。
参考資料:
トランジスタ技術 2005年 9月号
回路図はトランジスタ技術2005年9月号を参考に作成した。この号では太陽電池の特集が組まれていてたくさんの製作例が掲載されている。そのうちMPPT(MostMaximum Power Point Tracking)充電器の製作も行う予定だ。
(Transistor Gijutsu) 2008年 02月号 [雑誌]
CQ出版 (2008/01/10)
テスターの修理(2)
Posted by arms22 on 2008年01月27日

穴のあいた46Ω抵抗を47Ω抵抗に交換して、もう1つのテスターと抵抗値や電圧を比較して治っていることを確認した。
46Ωというへんこな抵抗は共立電子で売っていなかった。43Ωと3Ωを直列に繋げば46Ωになるけど、基板にうまく実装できなかったので47Ωにした。誤差は0Ω調整で毎回修正するようにした。
テスターの修理で結構簡単だったのね。もっと早く修理しておけばよかった。
テスターの修理
Posted by arms22 on 2008年01月16日

以前、ニキシー管時計の製作中に壊してしまったテスターを修理したいと思います。壊した時は修理なんて不可能だと思っていたけどトラブルシューターさんの記事を読んで修理してみようと思いました。
電子工作サークルメンバーの小学生が使っているテスターだが、抵抗レンジで振り切れてしまうということで、修理開始。結果は抵抗が3本断線になっていた、DCmAレンジの2.4Ωと2.39Ωは2.2Ωのカーボン抵抗の実抵抗をデジタルテスターで計り、近いものを使用。抵抗レンジの19.2Ωはずばりが無いので、多回転の半固定抵抗500Ωと22Ωの固定抵抗をパラ接続して微調整出来るようにして、修理完了。
壊したテスターはカイセ株式会社のKF-2A。共立電子で¥1,480で購入。
取り合えず分解して、抵抗1つ1つ断線していないかチェックしました。普段、炭素被膜抵抗のカラーコード(4帯)しか読まないので、金属被膜抵抗のカラーコード(5帯)の読み方が分かりませんでした。カラーコードの読み方はバケさんの電子工作のページが参考になります。

1つ1つ見て行くと1つだけおかしな値の抵抗がありました、カラーコードでは46Ω(黄青黒金茶)となっているのですが、実際に抵抗値を計ってみると1MΩ近くありました。基板から切り取ってみると小さな穴が空いていることも確認できました。
取りあえずこの抵抗を交換して治るか確認してみます。
トラブルシューター: テスター修理
http://htanaka.blogzine.jp/namahage/2007/12/post_c623.html
カイセ株式会社のKF-2A。
http://www.kaise.com/KF-2AJ.htm
抵抗のカラーコード
http://bake-san.com/led020.htm
トランジスタ技術の付録基板
Posted by arms22 on 2008年01月11日

トランジスタ技術2008年1月号には次の付録基板が付いてきます。
- RS-232Cレベル変換
- H/Lロジック・テスタ
- パラレル-JTAG変換
- USBマルチ電源
部品は付いてきませんが、Digi-keyや共立電子で必要な部品がセット販売されているので簡単に作ることができます。電子工作に必要なものすべてこの一冊でそろっちゃう感じだ。
USBマルチ電源から最大500mA取り出せるって書いてあるけど、ホストに許可をもらわず勝手に取り出してもいいのかな?落ちなきゃ平気か?
2008年3月号にはD級アンプ基板が付いてきます。