picburn-0.5.2リリースしました。
Posted by arms22 on 2009年02月27日

picburn-0.5.2リリースしました。主な変更点は次の通りです。
- Windows用picburnを実行するとcygwin1.dllが見つからないという問題に対応
去年の10月くらいに報告されていた問題なんだけど、ず~とほったらかしでした。ずみまぜん。。。
対応デバイス一覧
http://arms22.blog91.fc2.com/blog-entry-157.html
Windows用バイナリ
http://dl.dropbox.com/u/14188987/isweb/picburn/picburn-0.5.2-i386-mingw.zip
ソースコード
http://dl.dropbox.com/u/14188987/isweb/picburn/picburn-0.5.2.tar.gz
インターフェース2009年5月号にARM基板が付いてきます。
Posted by arms22 on 2009年02月24日

例年通り今年も花粉の季節がやってまいりました。毎年この季節になると花をすすりながらこの記事を書いているような気がしてきました。
来月のインターフェース、2009年5月号(2009年3月25日発売)にはフレッシャーズ向け企画第3弾ということでARM基板が付属します~。今回の基板にはNXP Semiconductors社製のARM7TDMIコア内蔵マイコン「LPC2388」が搭載されています。
LPC2388の詳細は次の通り。すごい数の周辺IOが搭載されています。
- 16bit/32bit ARM7TDMI-Sコア、72MHz駆動
- 512kB フラッシュメモリ
- 64kB SRAM
- 16kB SRAM for Ethernet
- 16kB SRAM for USB
- Ethernet DMA/USB DMA用のデュアルライン高速バス
- 外部メモリバス
- シリアルI/F
- 10/100 Ethernet Media Access Controller with DMA
- USB 2.0 device/host/OTG with 4 kB of endpoint RAM and DMA
- UART x4
- CAN x2
- SPI x1
- SSP x2
- I2C x3
- I2S x1
- 10/100 Ethernet Media Access Controller with DMA
- その他のI/F
- SD/MMCメモリカード
- 104本の汎用I/Oポート
- 10bit ADC x8
- 10bit DAC x1
- TIMER x4
- 3相PWM x1
- Real-Time Clock(RTC)
- RTC電源でバックアップされた2kB SRAM
- WDT
- SD/MMCメモリカード
- TQFP144パッケージ
- 3.3v電源
- 4MHz内蔵RCオシレータ
NXP Semiconductors - LPC2388
http://www.nxp.com/#/pip/pip=[pip=LPC2388_1]|pp=[t=pip,i=LPC2388_1]
NXP Semiconductors - LPC2388.pdf
http://www.nxp.com/acrobat_download/datasheets/LPC2388_1.pdf
コアはARM7なのでgccが使えます。GNUARMもしくはCodeSourceryからARM用ツールチェーンがダウンロードできます。
Sourcery G++ Lite 2008q3-66 for ARM EABI
http://www.codesourcery.com/sgpp/lite/arm/portal/release642
そうそう、Design Waveがディジタル・デザイン・テクノロジと名前を変えて新しくなります。新装第一弾は基板付きのようです。多分、アルテラかザイリンクスのFPGA。
Arduinoで遊ぼう - 秋月電子32x16LEDドットマトリクス(3)
Posted by arms22 on 2009年02月23日

以前、ここで公開した秋月のLEDドットマトリクス用のライブラリについて幾つか質問をいただいたので、FAQとして公開します。
Q1.任意の画像をLEDドットマトリクスに表示させるには一体どうしたらよいのでしょうか?
次の図はLEDドットマトリクスに表示するデータのフォーマットを表しています。
1バイトのデータが縦1ドット、横8ドットを表しています。1ビットがLEDドットマトリクスの1ドットに対応しています。上記データは縦8ドット、横8ドット分のデータで'A'という文字を表しています。表示データ作成用にエクセルシートを用意しました。ご利用ください。
マトリクスデータ生成用シート.xlshttp://xfind.hp.infoseek.co.jp/electric/arduino/matrix_data_gene.zip
Q2.任意の座標に表示データを転送することは可能ですか?
現在のbitBlt関数は8の倍数以外のX座標への転送をサポートしていません。Y座標については任意の座標への転送は可能です。しかしクリッピング処理は行っていない為、画面外への転送が発生する場合、ユーザ側でクリッピング処理を行ってください。
Q3.LEDドットマトリクスを2枚カスケード接続して、64x16のディスプレイとして表示できますか?
AkiMatrix.hの次のマクロをカスケード接続するLEDドットマトリクスの数に応じて変更してください。例えば3枚カスケード接続する場合、次のようにマクロの値を変えます。
#define AKI_MATRIX_CASCADE (3)
最後にAkiMatrixのバージョン005を公開しました。
https://github.com/arms22/arms22/tree/master/AkiMatrix
002からの主な変更点は次の通りです。
- hsync関数の高速化
- Arduino 013でコンパイルできない問題に対応
- シフトクロック速度設定マクロ(AKI_MATRIX_tCLOCK)の追加
Arduinoで遊ぼう - LEDドットマトリクス(2)
http://arms22.blog91.fc2.com/blog-entry-210.html
Arduinoで遊ぼう - LEDドットマトリクス
http://arms22.blog91.fc2.com/blog-entry-206.html
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Arduinoで遊ぼう-AVRライタを使わないBootloaderの書き込み
Posted by arms22 on 2009年02月15日

今日はAVRライタを使わずにATmega168にBootloaderを書込む方法を教えるよ!
方法は2つ。
- BitBang Mode AVR-Writer
1つ目はArduino Dicimila/NG/DuemilanoveのUSB-SerialブリッジICであるFT232RLをAVRライタに変えてしまう方法だ。次の記事が参考になるよ。
外付けAVRライタ無しでBootloaderを書き込む
http://www.geocities.jp/arduino_diecimila/bootloader/index.html - Arduino Boot-Cloner
2つ目はArduinoそのものをAVRライタに変えてしまう方法だ。
Arduino: Playground - Programmer2
http://www.arduino.cc/playground/Code/Programmer2
今日おすすめするのは2つ目のArduinoそのものをAVRライタに変えてしまう方法だ。
1.スケッチ
まずは次のURLからスケッチをダウンロードしてこよう。
http://www.arduino.cc/playground/uploads/Code/programmer2.txt
このスケッチはArduinoをAVR ISP programmerに変えるのと同時にBootloaderコピー機としても働く。スケッチにはATmega8、ATmega168用のBootloaderが組み込まれていて、Arduino IDEのSerial Monitorから、またArduino単体でもBootloaderのコピーを作ることができるんだ。
早速、スケッチをアップロードしてBootloaderを書込んでみよう!でもその前に1カ所だけスケッチを修正しておこう。
次のコードはSCKクロックパルスを生成するコードだ。クロックパルスの幅は1usに設定されている。けど実験した結果、1usの設定だと通信が安定しなかったので10usの幅に変更した。
#define PULSE_SCK(level) { *sckport |= sckbit; delayMicroseconds(1); *sckport &= ~sckbit; delayMicroseconds(1); }
次のようにdelayMicroseconds関数の引数を10にかえる。
#define PULSE_SCK(level) { *sckport |= sckbit; delayMicroseconds(10); *sckport &= ~sckbit; delayMicroseconds(10); }
スケッチを修正したらVerifyしてUpload to I/O Boardだ。
2.接続
ArduinoとATmega168をこんな感じで接続!

pin10 - pin1 (Reset)
pin11 - pin17 (MOSI)
pin12 - pin18 (MISO)
pin13 - pin19 (SCK)
+5V - pin7 (Vcc)
GND - pin8 (GND)
3.Bootloaderの書き込み
Arduino IDEを立ち上げてSerial Monitorを開く。ボーレートは19200 baudに設定する。まず"*s"と入力して送信。ArduinoとATmega168は正しく接続されていれば次のような表示がでるはずだ。
SIGNATURES1e,94,06,ff,
次に"*A"とコマンドを入力して送信。
Writing mega48/88/168 fuses: extended=11111000high=11011111, low=11101111... (2k bootloader at reset, 1xcrystal clock) done.
これでFuseビットの書き込みが完了する。最後に"*a"とコマンドを入力して送信。
Erase chip... 00... done.
Installing atmega168 serial bootloader at 1C00... ... done.
チップが消去されて、Bootloaderの書き込みが行われる。色々、Bootloaderの書き込み方法があるけど、これが一番簡単だね!
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丸型ユニバーサル基板の作り方
Posted by arms22 on 2009年02月12日

今日は丸型ユニバーサル基板の作り方を紹介するよ!
使用するツールは次の三つ。左からコンパスカッター(またはコンパス)、ヤスリ、糸鋸。
材料はユニバーサル基板。紙フェノールが加工しやすくておすすめ!ガラスコンポジットやガラスエポキシは硬くて加工が難しいので、気合と根性がある人以外にはおすすめしないよ。
まずはコンパスカッター(またはコンパス)で希望する大きさの円の印をつける。
次に糸鋸で角を大雑把に切り落とす。円の印より少し大きめに切り落とすんだよ!
次にヤスリで円の印まで削る。根気良く丁寧に。紙フェノール基板はやわらかいから簡単に削れるよ。
そしたら完成!やったね!
ATmega168とスイッチ、セラロック、LEDなんかを載せればLilyPad Arduinoクローンの完成だ。ちょっとカッコ悪いけど、どんくさい感じがいいよね!
LilyPad - MainBoard
http://arduino.cc/en/uploads/Main/LilyPad_schematic_v18.pdf
USBスタバカップウォーマ
Posted by arms22 on 2009年02月11日

スタバカップアンプに引き続き、スタバグッズシリーズ第2弾。USBスタバカップウォーマの製作をはじめました。もうすぐ春だけど。。ニューヨークはまだまだ寒いよ(意味不明)!
材料はスタバでホットのカフェラテを買うと、紙カップの胴回りに巻いてくれるボール紙。
と、共立電子デジットで購入したフィルムヒーター。12Ω。電源はUSBの5Vを使う。
ボール紙の内側のモコモコした部分を剥がして、アルミテープを貼る。強度と熱伝導効率を上げるためだ。
裏はこんな感じ。うん。綺麗に貼れた。
あとはUSBコネクタの電源とフィルムヒータを接続してフィルムヒータをボール紙の裏側に貼れば完成、、なんだけどここで問題発生。
フィルムヒータの端子部分にワイヤをハンダ付けしようするとフィルムが溶けた。しかも端子に半田がまったくのらない。。1枚50円のフィルムヒータだからか?まいった。
今度はちゃんとハンダ付けできるフィルムヒータを買って、再度挑戦する。乞うご期待。
Arduino 0013がリリースされました。
Posted by arms22 on 2009年02月08日

Arduinoのバージョン0013がリリースされていました。coreとlibrariesに関する変更や追加がメインとなります。気になった変更点は次の通り。
- Printクラスのfloatサポートの追加
- 5番、6番端子のPWM出力が0にならない問題に対応
- pulseIn関数のスタートタイミングの変更
- ATmega168ブートローダの更新
- ATmega328サポートの追加(アップロード速度は57600bpsなのでboards.txtを編集するかブートローダを焼き直す必要があります)
Arduino - Software
http://arduino.cc/en/Main/Software
Arduino - ReleaseNotes
http://arduino.cc/en/Main/ReleaseNotes
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