Make: Vol10 フォローアップ
Posted by arms22 on 2010年08月29日

Make: Technology on Your Time Volume 10のフォローアップです。作り方について分らないことなどあれば、このエントリーにコメント頂ければお答えしますよ~。
スタバカップアンプベンティ

回路図(pdf)へのリンクと主要部品の通販ページへのリンクを掲載しておきます。
スタバカップアンプベンティ回路図
https://docs.google.com/fileview?id=0B4dGIa_qs1gwNzU5M2FjYzQtOWE3My00OGQyLWE1MTQtYzllODg1Njg4YWIz&hl=en&authkey=COGO82w
共立エレショップ:8Ω5Wスピーカー
http://eleshop.jp/shop/g/g9AT132/
共立エレショップ:ステレオカーオーディオパワーアンプ TDA1552Q
http://eleshop.jp/shop/g/g242131/
秋月電子:スイッチングACアダプター15V0.8A
http://akizukidenshi.com/catalog/g/gM-00032/
つぶやく冷蔵庫

紙面でも少し書いていますが、TwitterのBASIC認証廃止に伴い、TwitPicの認証手続きの方法が変わりました。TwitPicの新しい認証手続きは次のリンクを参照してください。つぶやく冷蔵庫のスケッチは対応済みです。
Arduinoで遊ぼう - TwitPicに画像をポストするライブラリ(OAuth対応)
http://arms22.blog91.fc2.com/blog-entry-354.html
つぶやく冷蔵庫のスケッチ
http://code.google.com/p/arms22/downloads/detail?name=tweeting_fridge.zip
Hello Maker! I am Refrigerator! #tweetfridge
http://twitpic.com/15jvvc
オライリージャパン
売り上げランキング: 1167
Make: Technology on Your Time Volume 10
Posted by arms22 on 2010年08月22日

Make: Technology on Your Time Volume 10の見本誌を頂きました。今回、スタバカップアンプとネットにつながるモノ特集のつぶやく冷蔵庫の2つの記事を書きました。
スタバカップアンプ記事ではスタバで一番大きなサイズのカップ「ベンティ」を使った作り方を紹介しています。サイズは変わっても基本的な作り方は同じなので、ぜひ参考にしてみてください。
つぶやく冷蔵庫の記事は今年の4月頃書き終えていたのですが、記事執筆後、TwitterのBASIC認証APIの廃止のあおりをうけて書いたスケッチがちゃんと動かないと言う事態がおきてしまいました。記事でも注釈でそのことを書いていますが、後ほどこのブログでもフォローアップのエントリーを載せたいと思います。
オライリージャパン
売り上げランキング: 1338
SoftModem用シンプルターミナルアプリ for iPhone「音響電文」リリース!
Posted by arms22 on 2010年08月19日

音響電文はスピーカとマイクを使ってiPhoneからiPhoneへ簡単なメッセージを送信するアプリケーションです。 音響カプラのようにデジタルデータを音声に変換してメッセージをやり取りします。
http://itunes.apple.com/jp/app/id385096654?mt=8
お待たせしました!SoftModem用シンプルターミナルアプリ「音響電文」がAppStoreからリリースされました!これでiPhoneアプリの開発環境がなくてもSoftModemボードを使ってごにょごにょできますよ!
Appレビューで承認を得る為にアプリの説明を上記のように書いています。本当のところ通信したいのはiPhoneじゃなくてArduinoなんだけどね ;p
SoftModemインターフェースボード、スイッチサイエンスさんで発売中です。
スイッチサイエンス/商品詳細 SoftModemインターフェースボード
http://www.switch-science.com/products/detail.php?product_id=364
そうそう Make: Technology on Your Time Volume 10 が8月26日に発売されるよ~。
オライリージャパン
売り上げランキング: 7150
iPhoneで一眼レフカメラのシャッターを制御する
Posted by arms22 on 2010年08月12日

iPhoneとArduinoとSoftModemインターフェースボードを使って、一眼レフカメラのシャッターを制御してみたよ。これはSoftModemインターフェースボードを使ったとっても実用的な作例の1つだね。まずは動画を見てみて(最初の1分は飛ばしてもいいよ)。
仕組みはいたって簡単。iPhoneからArduinoにシャッター制御のコマンドが送られ、Arduinoはコマンドを受けてシャッターを制御している。iPhoneとArduinoの通信にはSoftModemインターフェースボードを使い、カメラのシャッター制御は以前、実験した回路をそのまま使っている(フォトカプラを使ってリモートレリーズのスイッチを制御)。
Arduinoと周辺回路

ミニブレッドボードにSoftModemインターフェースボードとフォトカプラを実装している。カメラとの接続は2.5Φのステレオフォンジャックを使う。
フォンジャックのピン配

真ん中(Right)と根元(Gnd)をショートさせると半押し(オートフォーカス)、先端(Left)と根元(Gnd)をショートさせると全押し(シャッターを切る)となる。
回路図

D4/D5にシャッター制御用のフォトカプラを、D3/D6/D7にSoftModemインターフェースボードを接続する。
ライブラリのインストール
次のURLからライブラリをダウンロードして、Arduinoのライブラリフォルダ(OSXの場合~/Documents/Arduino/libraries、Windowsの場合My Documents/Arduino/libraries)にコピーしてください。
SoftModem
http://code.google.com/p/arms22/downloads/list?can=2&q=SoftModem+label%3AFeatured
サンプルスケッチ
#include <SoftModem.h>
// SoftModemクラスのインスタンス
SoftModem modem;
const int pinAF = 5; // 半押しスイッチ制御用ピン
const int pinShutter = 4; // 全押しスイッチ制御用ピン
const int pinLED = 13; // Arduino基板上のLEDピン
// iPhoneからのシャッター制御コマンドの定義
#define MULTI_TRIGGER_SHUTTER_ON 0x01
#define MULTI_TRIGGER_SHUTTER_OFF 0x02
#define MULTI_TRIGGER_AF_ON 0x03
#define MULTI_TRIGGER_AF_OFF 0x04
#define MULTI_TRIGGER_SHOOT 0x05
void setup()
{
// ポート入出力設定
pinMode(pinShutter, OUTPUT);
digitalWrite(pinShutter, LOW);
pinMode(pinAF, OUTPUT);
digitalWrite(pinAF, LOW);
pinMode(pinLED, OUTPUT);
digitalWrite(pinLED, LOW);
// デバッグ用シリアル通信開始
Serial.begin(57600);
// SoftModem通信開始
modem.begin();
Serial.println("multi trigger");
}
void loop()
{
// iPhoneから3byte以上データ受信したら
while(modem.available() >= 3){
int syn = modem.read();
if(syn == 0xff){ // 1byte目同期用0off確認
uint8_t cmd = modem.read(); // 2byte目コマンド
uint8_t opt = modem.read(); // 3byte目オプション
// コマンド毎の制御
switch(cmd){
case MULTI_TRIGGER_SHUTTER_ON:
digitalWrite(pinShutter, HIGH);
digitalWrite(pinLED, HIGH);
Serial.println("shtter on");
break;
case MULTI_TRIGGER_SHUTTER_OFF:
digitalWrite(pinShutter, LOW);
digitalWrite(pinLED, LOW);
Serial.println("shtter off");
break;
case MULTI_TRIGGER_AF_ON:
digitalWrite(pinAF, HIGH);
Serial.println("af on");
break;
case MULTI_TRIGGER_AF_OFF:
digitalWrite(pinAF, LOW);
Serial.println("af off");
break;
case MULTI_TRIGGER_SHOOT:
digitalWrite(pinLED, HIGH);
digitalWrite(pinShutter, HIGH);
delay(200);
digitalWrite(pinLED, LOW);
digitalWrite(pinShutter, LOW);
Serial.println("shoot!");
break;
default:
Serial.println("unknow command");
break;
}
}
else{
Serial.println("not sync");
}
}
}
iPhoneアプリ: MultiTrigger

MultiTriggerはiPhone用カメラシャッター制御用アプリケーションです。現在の機能はマニュアル撮影とインターバル撮影に対応しています。もっと色々な機能を追加しようと計画中ですが、時間が足りません。。「俺がもっとクールで多機能なアプリ作ってやるよ!」という方はご連絡ください。色々サポートさせていただきます。
例によってAppStoreでは配布していません、すみません。。ソースコードをダウンロードしてご自身でビルド&インストールを行ってください。
MultiTrigger-001
http://code.google.com/p/arms22/downloads/detail?name=MultiTrigger-001.zip
関連URL
SoftModemインターフェースボード発売!
http://arms22.blog91.fc2.com/blog-entry-366.html
Arduinoで遊ぼう - 一眼レフカメラのシャッターを制御する
http://arms22.blog91.fc2.com/blog-entry-326.html
―「作りながら考える」ためのArduino実践レシピ
オライリージャパン
売り上げランキング: 5371
爆発・炎上する電子部品
Posted by arms22 on 2010年08月11日

(via Make: Online: Electronic components experiencing unauthorized thermal events)
電子部品に定格を超える高い電圧、電流を流すとその部品は爆発または炎上し炭化する。僕も1度だけコンデンサを爆発させたことがあるけど、すごく大きな音がしてびっくりしたのを覚えている。電子部品っていつももの静かなイメージがあるけど、壊れるときは壊れるんだなぁとしみじみ思う。怖いのは部品じゃなくて電気のほうなんだけどね。くれぐれも真似してケガをしないように。
Eye-Fiカードで写真を一瞬でMacに取り込む
Posted by arms22 on 2010年08月07日

Eye-Fiカード買ったよ!ん?Eye-Fiカードって何?簡単に説明すると、Eye-Fiカードは無線LAN機能がついたSDカードだ。SDカードに対応したカメラに入れて使うと、撮った写真が自動的にパソコンやオンラインサービスに転送される(詳しくはEye-Fiジャパンのページを参照してね!)。
Eye-Fi Centerという専用ツールをインストールして、付属のUSBカードリーダを使って、Eye-Fiの設定(ユーザ登録や無線LAN、写真の保存先など)を最初に一度行えば、後はカメラに入れて写真を撮るだけ。パソコンへの転送はカメラの電源がONになっている時に自動的に行われる。↓のような通知がにょろにょろとでてきて、写真が送られてきたことを知らせてくれる。
従来、パソコンへの写真の取り込みは「カメラからカードを抜く→リーダーに挿す→パソコンに挿す→写真をコピーする→リーダーを抜く→カードをカメラに戻す」と面倒な手順が必要だったけど、Eye-Fiなら「撮る→勝手に転送」と何もしなくてもOK。パソコンの画面でプレビューを確認しながら写真を撮ることもできる。超便利。オヌヌメ。
この薄いSDカードの中に無線LANの機能が入っているって意味わかんないですけど!そう思ったかどうかは分らないけど分解した人がいたみたい。兎に角、この小さなカードの中には2GBのメモリと無線LAN機能が入っているのだ。
The Eye-Fi Card - Dissected
http://www.ikontools.com/articles/eyefi-dissected
デジカメユーザー必携かも――さらに便利になった「Eye-Fi X2」 (1/2)
http://camera.itmedia.co.jp/dc/articles/1006/03/news025.html
ITmedia: デジカメプラス: 発想の逆転、無線LAN内蔵SDカード「Eye-Fi」を味わう
http://camera.itmedia.co.jp/dc/articles/0901/06/news056.html
ちなみに僕が買ったEye-Fiカードはこれ。1つ前のモデル。新しいモデルがでて今ならかなりお買い得、かも。
売り上げランキング: 2116
容量が4GB、8GBになって更に高速に。Pro X2はAdHoc通信に対応している。
売り上げランキング: 1895
売り上げランキング: 2550
売り上げランキング: 2072
ARMマイコン搭載フィジカルコンピューティングボード
Posted by arms22 on 2010年08月06日

ARMマイコン搭載のフィジカルコンピューティングボードをまとめてみました。定義が難しいけど、ここではソフトウェアとハードウェアがセットになっていて、簡単かつお手軽にソフトウェアが開発できるマイコンボードをフィジカルコンピューティングボードと呼ぶ。
今はまだベストオブベストなボードがないと思っているので紹介だけにとどめておくよ。みんなの用途にあわせてベストなボードをチョイスしてね!

Netduino: an open-source electronics platform using the .NET Micro Framework
今もっともホットなあいつ「Netduino」です。.NET Micro Frameworkを使ってソフトウェアを開発する。言語はC#、ツールはMicrosoft Visual C# 2010 Express(無償)が使える。
- Atmel AT91SAM7X512(ARM7)
- 48MHz
- 512KB
128KBFLASH - 128KB
60KBRAM - $34.95 (Maker SHED)
Make:ブログで簡単な使い方が掲載されていました。
Maker Shedの新製品 Netduino - .NETベースのオープンソースエレクトロニクスプラットフォーム
http://jp.makezine.com/blog/2010/08/new_in_the_maker_shed_netduino_a_ne.html
売り上げランキング: 4571

mbed: Rapid Prototyping for Microcontrollers
電子工作クラスタではもうすっかりおなじみの「mbed」。開発環境(エディタ、コンパイラ、リンカなど)がクラウド上にあるので、ブラウザでソフトウェアを書いて、コンパイル、オブジェクトのダウンロードまで行える。ダウンロードしたオブジェクトはパソコンにマウントしたmbedにD&Dするだけで書き込むことができる。
- NXP LPC1768(Cortex-M3 Core)
- 96MHz
- 512KB FLASH
- 64KB RAM
- 5,900円 (スイッチサイエンス)

FEZ Domino: A tiny board running Microsoft .NET Micro Framework
Netduinoと同様、.NET Micro Frameworkを使ってソフトウェアを開発する。USBホスト機能、SDカードスロットを搭載。若干高め。
- NXP LPC2388(ARM7TDMI-Sコア)
- 72MHz
- 512KB FLASH
- 64KB SRAM
- 8,849円 (スイッチサイエンス)

Maple: leaflabs.com
Arduinoを順当に進化させたらこうなった、という見本みたいなボード。Arduinoとピン互換、API互換。Arduinoのソフトウェアを流用しているのでArduinoのスケッチ、ライブラリがほぼそのまま動く。
- STM32F103RB
- 72MHz
- 128KB FLASH
- 20KB SRAM
- $49.99 (leaflab store)

Make Controller: MakingThings
無骨で頑丈そうなMAKE Controllerボード。アメリカでたぶん人気。言語はC。FreeRTOSやネットワークライブラリを標準搭載。ソフトウェアをゴリゴリ書きたい人向け。詳しくは次のURLも参照してね。
Make Controllerはじめました。
http://arms22.blog91.fc2.com/blog-entry-263.html
- Atmel AT91SAM7X256(ARM7TDMI)
- 55MHz
- 256K FLASH
- 64K RAM
- $120.00 (Maker SHED)
梅.py "Python自習室" その4
Posted by arms22 on 2010年08月01日

梅.pyこと「Python自習室」の名の下に好き勝手する会の4回目に参加してきました。今回の梅.pyは電子工作率かなり高め。
ArduinoでLED制御、サーボぶん回したり。
メガネのアラレちゃんがスタバカップアンプを作ったり。
R-2Rラダーで4bitDAC作って音楽をならしたり。
何故かデジタルオシロスコープがあったり。4bitDACの階段状の波形がはっきりと見える。
他にも気になる話題がてんこ盛りだったんだけど詳しくは聞けていないのでキーワードだけ。XBee、センサーサーバ、flask、WebGLなど。
そして最後はなぜかカメラの話で盛り上がる。今度、アラレちゃんが「ジブリ映画の舞台になった場所巡りをする」ということが決まったようだ。
梅.py Python自習室 (mini Hack-a-thon) その4
http://tweetvite.com/event/umepy20100731
↓この本のサンプルはPythonで書かれているみたい。Pythonを勉強しつつ、プログラミングの基礎を勉強し直すにはちょうど良さそう。ちょっと立ち読みして、面白そうなら買ってみようかな。
オライリージャパン
売り上げランキング: 6908