Raspberry Piと専用カメラモジュールで写真を付けてツイートする
Posted by arms22 on 2013年09月26日

Raspberry Piに専用カメラモジュールを取り付けて、写真付きのツイートができたら便利だと思う。やってみた。Raspberry Piからツイートするにはtwコマンドを使う。twは@shokaiさんが作ったターミナルで動くシンプルだけど高機能なtwitterクライアントだ。twには写真をつけてツイートする機能はなかったけど、リクエストしたら速攻で機能追加してくれた。一生ついていくしかない。
twのインストール
twはrubyで作られているのでまずrubyをインストールする。twのインストールにrubyの開発パッケージも必要なので忘れずに入れておく。
$ sudo apt-get update
$ sudo apt-get install ruby rubygems ruby1.9.1-dev
twをインストールする。gemで簡単にインストールできる。少し時間がかかる。
$ sudo gem install tw
twのインストールが終わったらまず最初にtwitterの認証を行う。
$ tw
# 最初のtwコマンドの実行で認証用のURLが表示される
# URLをブラウザで開いてPIN番号をコピーする
# ターミナルに戻ってPIN番号を入力する
認証が終わったらとりあえずツイートしてみよう。
$ tw こんにちわ世界、私はラズベリーパイ。
うまくツイートできたら次はカメラのセットアップへ。
カメラモジュールのセットアップ
Raspi-configを立ち上げてカメラ機能を有効にする。再起動するとカメラが有効になる。カメラ機能を有効にするとグラフィックメモリが128MBに変更されるので256MBモデルのRaspberry piを使ってる人は注意。
$ sudo raspi-config
# 5 Enable Camera→Enable
静止画の撮影はraspistillコマンドで行う。twitterにアップできる画像サイズには制限(3MB)がかかっているので、画像サイズを小さくして撮影する。そのかわりJPEG品質を100(最大)に設定している。HDMI端子にテレビをつないでおくとプレビューが表示される。
$ raspistill -w 1024 -h 768 -q 100 -o capture.jpeg
写真付きでツイート
twの--fileオプションで撮影した画像を指定すると写真つきでツイートとしてくれる。
$ raspistill -w 1024 -h 768 -q 100 -o capture.jpeg
$ tw もういっちょテスト。 --file=capture.jpg --yes
こんな感じ。
もういっちょテスト。 pic.twitter.com/TDF2dEy1jM
— arms22 (@arms22) September 19, 2013
3Dプリンターのプリントが終わったら写真を撮ってツイートすると、出先からでもプリントが終わったこと・失敗したこと・成功したことが分かって便利そうだ。
関連URL
橋本商会 >> ターミナルで使うtwitterクライアント作った
http://shokai.org/blog/archives/6513
橋本商会 >> Twのレシピ
http://shokai.org/blog/archives/6549
橋本商会 >> twで写真を付けてtweetできるようになった
http://shokai.org/blog/archives/8245
[コラム] 第5回『Raspberry Pi専用カメラモジュールで遊ぼう part 1』
http://blog.livedoor.jp/victory7com/archives/27752962.html
Raspberry Piカメラのセットアップ方法
http://www.designspark.com/jpn/blog/jpn-raspberry-pi-camera-module-setup
Raspberry Pi のカメラモジュールの使い方 (2013/07/26)
http://www.mztn.org/rpi/rpi23.html
raspistill manpage
http://techstorage.interlink.ne.jp/wp-content/uploads/2013/08/raspistill_man.txt
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Maker Faire Tokyo 2013に出展します。
Posted by arms22 on 2013年09月24日

さて今年もMaker Faireの季節がやってまいりました。残すところ後1ヶ月ちょっと。みんな準備できた?
日時:11月3日(日)〜4日(月)
場所:科学未来館・タイム24ビル
Maker Faire Tokyo 2013
http://makezine.jp/event/mft2013/
今回は自作の3Dプリンタ「atom(RC版)ブルーレッドモデル」の展示をメインに出展します。ブルーレッドモデルはキカイダーを意識して右と左でプラスチックパーツの色を変えたスペシャルモデルです。atomでプリントしたオブジェクトの展示も行います。
もちろんスタバッカップアンプもDotsduinoのキットも持ってきます。DotsduinoのキットにはもれなくatomでプリントしたDotsduino専用ケースが付きます!
乞うご期待!
ABS/PLAフィラメント用ドライケース(乾燥箱)の作り方
Posted by arms22 on 2013年09月15日

MakerBotのフィラメントの空き箱を使ってドライケース(乾燥箱)を作ったよ。
3Dプリンターの材料であるABS/PLAフィラメントは湿気に弱く、袋から出して外に長い間放置しているとプリントの品質を落とすことになります。使わない時は乾燥剤が入ったビニール袋に入れて保管し、使う時は袋から取り出してプリンタにセットして…と、わりとめんどくさい作業が発生します。
ドライケースにフィラメントを入れて置けばフィラメントを片付ける必要も、袋から取り出す必要もなくなります。ドライケースをいくつも並べて置くと、ちょっとカッコいいかも。。
材料

- MakerBotフィラメントの空き箱(1つ)
サイズ210x210x90mm。 - トイレットペーパーの芯(2本)
直径40mm。フィルムケースなどプラスチック容器でも良い。 - スターバックスのプラスチックカップ(1つ)
スプールの転がりを良くする為に使います。トイレットペーパーの芯の代わりにプラスチック容器を使う場合は不要。 - PTFEチューブ(50mm)
内径2mm。ストローとかでも大丈夫だとおもう。 - 竹串(2本)
必要な道具

- カッティングマット
- カッターナイフ
- コンパスカッター
- 定規
- セロテープ
- 先の尖ったドライバ
作り方

空箱の両側面にトイレットペーパーの芯の直径より少し小さい穴をあける。中央からやや上、トイレットペーパーの芯を使う場合、上から90mmの位置に穴をあける。

トイレットペーパーの芯2本を重ね、プラスチックカップをカットしトイレットペーパーの芯にセロテープで貼り付ける。


フィラメントを空箱に入れて、トイレットペーパーの芯を通す。芯の両端に串を通し、串をセロテープで固定する。

箱に小さな穴をあけてチューブを通す。

チューブの両端にセロテープをまいてチューブを抜けなくする。フィラメントをチューブに通して、スムーズにでてくるか確認する。

乾燥剤入れて蓋をして、隙き間をセロテープしっかり塞げば完成だ。
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クーリングファンダクトとエクストルーダークリップ
Posted by arms22 on 2013年09月03日

atom用のクーリングファンダクトを作ってみました。モデルはAutodeskのInventor Fusionで作成。
パソコン用の40mm角FANを上下から挟んで、Xキャリッジに取り付けます。
FANから送り込まれた空気がダクトの先からでてきて、ノズルから射出されたプラスチックを冷まします。自然に冷えて固まるのを待つより風を当てて冷した方が造形物の形が綺麗に再現できます。
ノズルの先はABSが溶ける温度まで熱せられているので、ダクトはアルミテープで保護しています。
ついでにエクストルーダーをフレーム引っ掛けるためのクリップも作成しました。今はまた別のマウントに変更しています。クーリングファンダクトとエクストルーダークリップのデータはThingiverseにアップしました。試してみてください。
Cooling Fan Bracket for atom - Thingiverse
http://www.thingiverse.com/thing:135505
M6 Extruder Clip for atom - Thingiverse
http://www.thingiverse.com/thing:135543
M6 Extruder V-Mount for atom - Thingiverse
http://www.thingiverse.com/thing:144221