なんでも作っちゃう、かも。

Arduino/Make/フィジカルコンピューティング/電子工作あたりで活動しています。スタバの空きカップを使ったスタバカップアンプなど製作。最近はもっぱらArduinoと3Dプリンタの自作に興味があります。

いろいろ測定

Posted by arms22 on 2014年02月23日 0  0

位置決め精度?バックラッシュ?の計測を行ってみました。所定の位置から行って帰ってきて同じ位置に止まるか計測しています。



120mmの往復3回と10mm往復3回、1mm送り10回、逆送り10回。



Y軸もX軸と同様に計測しました。



Z軸は1mm、0.1mm、0.01mmと送ってその通り送れているか計測しました。0.01mmでも綺麗に送れていますね。機械としては0.01mmピッチでも積層できるわけだけど、樹脂の送りがそこまで細かく制御できないので、実際のプリントはできない。



ついでにY軸方向の振動を計測。高速で移動している時のほうが振動が少ないような。。



X軸も。



Z軸はリニアシャフトの振れを計測。0.1mm単位で上へ上へと送った時に、リニアシャフトの位置が0.01mmぐらい変わっているのがわかる。

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プリント状況を音声で実況する3Dプリンター

Posted by arms22 on 2014年02月13日 6  0

IMGP8951

ずいぶんと間があいてしまいましたが、プリント状況を音声で実況する3Dプリンターの作り方をまとめました。今回の音声実況3Dプリンターでは音声の再生にRaspberry Pi向けの音声合成ソフト「AquesTalk Pi」を使用しています。

AquesTalk Piはアクエスト社のテキスト音声合成アプリです。所謂、ゆっくり声のヤツですね。個人で直接・間接を問わず営利を目的としない場合にのみ無償で使うことができます。




AquesTalk Piのインストール



下記URLから使用許諾をよく読んでからダウンロードしてください。
http://www.a-quest.com/products/aquestalkpi.html

Raspberry Piに直接ダウンロードしたい場合はwgetコマンドでゴニョゴニョ。。。
$ wget http://www.a-quest.com/download/package/aquestalkpi-20130827.tar.gz
ダウンロードが終わったらホームディレクトリ(~/)にコピーして解凍します。
$ tar zxvf aquestalkpi-20130827.tar.gz
$ cd aquestalkpi/


AquesTalk Piの使い方


まずは音声出力端子の設定から。オーディオ端子から出力させたい場合は次のコマンド。
$ amixer cset numid=3 1
HDMI端子から出力させたい場合は次のコマンド。
$ amixer cset numid=3 3
あと音量設定の設定も。
$ amixer set PCM 80%
基本的な使い方。喋らせたい文字列を引数に渡すと標準出力から音声=WAV形式が出力されます。パイプでaplayにWAVを食わせてやると音声が再生されます。
$ ./AquesTalkPi "こんにちわ世界、私はラズベリーパイ。" | aplay
$ ./AquesTalkPi -k "オワッタカ'ンワ,イ'ナメナ'イヨネ" | aplay


Octoprintのイベントをトリガーにしゃべらせる


OctoPrintには起動時やプリント開始時、プリント終了時、アップロード完了時などイベントを起点にコマンドを実行する機能があります。OctoPrintのコンフィグレーションファイル(~/.octoprint/config.ymal)にイベントと実行したいコマンドを列挙しておくと、イベントが発生したタイミングでコマンドが実行されます。
events:
systemCommandTrigger:
enabled: true
subscriptions:
- command: ~/.octoprint/scripts/startup.sh
event: Startup
- command: ~/.octoprint/scripts/print_started.sh
event: PrintStarted
- command: ~/.octoprint/scripts/print_done.rb
event: PrintDone
- command: ~/.octoprint/scripts/upload.sh %(data)s
event: Upload
- command: ~/.octoprint/scripts/zchange.sh %(currentZ)s
event: ZChange
OctoPrintが対応しているイベントの一覧は次のURLに。

Available Events - foosel/OctoPrint Wiki
https://github.com/foosel/OctoPrint/wiki/Available-Events

今回、僕が作成したイベント毎のスクリプトは次のURLからダウンロードできます。

arms22 / dot.octoprint
https://github.com/arms22/dot.octoprint


参考URL


AquesTalk Pi - Raspberry Pi用の音声合成
http://www.a-quest.com/products/aquestalkpi.html

AquesTalk Pi の使い方まとめ
http://blog-yama.a-quest.com/?eid=970157


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Smoothieボードクローンの製作

Posted by arms22 on 2014年02月10日 1  0

前にも少し書いたけどデルタタイプの3Dプリンターはヘッドを動かす際、沢山の計算処理を必要とします。その為、多くのRepRap 3Dプリンターに採用されているArduinoベースの制御基板では処理速度が不足し、かなりの低速でないと綺麗にプリントできないという問題があります。そこでより高速なマイクロコントローラーを搭載したSmoothieという制御基板を作ろうと思います。

Smoothieはオープンソース、ハイパフォーマンス、LPC17xxマイクロコントローラー向けの制御基板を開発するプロジェクトです。ソフトとハードの両方を開発しています。メインマイコンがLPC17xxということでmbedやLPCXpressos 1769評価基板を使ってSmoothieのクローンを作ることができます。

IMGP9480

Smoothieクローン。秋月電子で販売されているLPCXpressos 1769評価基板を使ってクローンを作成しました。マイコン周りを気にせずステッピングモータードライバ、ヒーター、エンドストップ、サーミスタなどの部品を追加するだけで作れます。

IMGP9492

Momoinololuとの比較。評価基板の幅が広いので1割ぐらい大きめ。SDカードにはコンフィギュレーションファイルが書き込まれています。MarlinやRepetier-Firmwareではコンフィギュレーション情報はソースコードに埋め込まれますが、Smoothieは起動時にコンフィギュレーションファイルを読み込みどのように振舞うの決定します。Smoothieはマスストレージドライブとして動作するのでパソコンに繋げば簡単にコンフィギュレーションファイルを書き換えることができます。

IMGP9491

3.3V電源。Momoinololuにも使われているスーパー3端子レギュレーターを使ってみました。秋月電子で購入。3端子レギュレーターと言いつつ中身はDCDCコンバーター。3.3Vで500mAまで出せます。入力は6V以上必要なのでVBusから降圧とかできません←はまった。
LPCLinkは切り離して使うので、3.3V電源は必須です。Vinに5Vいれても3.3Vはでてきません。なぜならLPCLink側に3.3Vレギュがいるから。。←はまった。

IMGP9483

裏側、カオス。。もうちょっと考えて配線しないと。。

IMGP9488

12V電源とヒーター周り。秋月電子で買ったNchパワーMOSFET、IRLB3813PBFが2個並んでいます。30V260Aまで流せます。

IMGP9475

Rostock miniに搭載、、といいたいところやけどネジ穴の位置が合わないのでアダプタを作るまで宙ぶらりん。

2012/2/10 追記


取りあえず動かしたところを動画に撮ってみました。500mm/sぐらいでてると思う。この速度だと移動の誤差が大きいので実際のプリントは40〜100mm/sぐらいまで落とすと思います。


参考URL



Smoothie Project
http://smoothieware.org

Smoothie On A Breadboard - Smoothie Project
http://smoothieware.org/smoothie-on-a-breadboard

Smoothieボードクローン - ピン割り当て
https://docs.google.com/spreadsheet/ccc?key=0AodGIa_qs1gwdENyemJqaDR6OGMxS2FYLXh6WUxaSEE&usp=sharing

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