ABSプリント時の反り対策
Posted by arms22 on 2014年04月01日

ABSを使ってプリントすると必ず発生する造形物の反り。カプトンテープを張ったヒーテッドベッドを110度に加熱し、その上にプリントすることである程度反りを抑えることができます。しかしモデルの形状・部屋の温度によってはどうしても反りを抑えることができないことがあります。ヒーテッドベッド+カプトンに変わる新しい反り対策を模索している中、次の2つの商品が反りに対してかなり有効であることを知りました。
トンボ シワなしPit
水分を抑えたアルコール成分ののり。シワが出にくく、薄めの紙でもきれいに貼れる(そこじゃない)。プリントする部分に広く薄く塗り広げて、ベッドを80度に加熱して使います。塗った後、しばらくすると固まるのでその上にプリントする。ABSがよくくっつきます。何回かプリントすると重なった糊がでこぼこしてくるので、適当なタイミングでベッドを水洗いすると良い。また固まったのりはガムテープで剥がすこともできる。
3M マスキングテープ343
和紙を使った車輌塗装用マスキングテープです。ベッドに張りやすくABSがよくくっつきます。ベッドの温度は80度で使用しています。数回使うと表面のツルツルした部分が剥がれて、ABSがくっつきにくくなります。接地面はマットな仕上がりになります。
ヒートベッドなしにすることはできなかったけど(造形物によっては可能)、ベッドの温度を80度まで下げることができたのでかなり省エネに。どちらも反りに対してかなり有効なので使ってみてください。
剥離にはシワなしPIT:3Dプリントの便利グッズ
http://blog.machinanette.com/stick-glue-useful-for-3d-printing/
Solidoodle2改のY軸モータ交換しました
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↓造形物をベッドから剥がすのに使えます。
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4 Comments
スティック糊を塗った後にエタノール(無香料の消臭スプレーで良い)を吹きかけると溶けてイイ感じに薄く均一になりますよ油も溶かせて一石二鳥ですし。カプトンテープの上でしか試してませんけど。