TMC2100搭載のステッピングモータドライバ「SilentStepStick」
Posted by arms22 on 2015年02月12日

米PololuのA4988ステッピングモータドライバとピンコンパチのSilentStepStick
先日発売されたばかりのステッピングモータドライバモジュール「SilentStepStick」を試してみました。SilentStepStickは独Trinamic社のTMC2100を搭載したモジュールで、1/256マイクロステップやstealthChopよ呼ばれるモータノイズを低減するモードが実装されています。
XYZ軸SilentStepStick、1/16マイクロステップ、stealthChopモード
atomのXYZ軸をSilentStepStickに交換しテストを兼ねてプリント。無音というほどではないけれどもプリント中の音はとても静かです。制御基板などに付いているファンの音の方が気になります(ヘッド移動時のビビリ音が気になりますが、、)。
以下、SilentStepStick導入時にはまるポイントをいくつかまとめておきます。
半田付け
ヒートパッドが表になるように部品面を裏側にしてピンヘッダを半田付けします(トップの写真)。Pololuのドライバのように部品面を表にして半田付けしてしまうと大変残念な結果になるので注意。
CFG1,CFG2の設定

stealthChopモードを有効にするにはCFG1とCFG2をオープンに設定する必要があります。RAMPSやmomoinololuにはCFG1に繫がるプルダウン抵抗が実装されているのであらかじめこれらの抵抗を取り外すか、SilentStepStickのヘッダピンを切断しておく必要があります。
モータコネクタの反転
理由はよく分かりませんがSilentStepStickに交換するとモータが反対に回転します。。モータに繫がるコネクタを180度回転させて接続するかファームウェアで回転方向を反転させる必要があります。
モータ電流の調整
モータ電流はVrefピンの電圧と次の計算式によって決まります。
Irms = (Vref * 1.77A) / 2.5V1Aに設定したい場合は、
約0.99A = (1.4V * 1.77A) / 2.5VVrefの電圧を決めるボリュームは部品面に実装されていますが、精密ドライバを使って基板表から貫通穴を通して調整します。
参考リンク
TMC2100 ステッピングモーター・ドライバー - ITショップ「えとせとら」
http://itcorp24.cart.fc2.com/ca8/53/p-r-s/
TMC2100 ステッピングモーター・ドライバー
http://itcorp24.blogspot.jp/2015/02/tmc2100.html
SilentStepStick | Genie’s Blog
http://etherpod.org/blog/?p=8344
SilentStepStick - TMC2100 Stepper Motor Driver
http://www.watterott.com/en/SilentStepStick
watterott/SilentStepStick
https://github.com/watterott/SilentStepStick
TMC2100 - TRINAMIC
http://www.trinamic.com/products/integrated-circuits/stepper-power-driver/tmc2100
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